こんにちは。WEBデザイナーのさあやです!
今回は自分のデザインに自信がないと思っているWEBデザイナーの皆さんに向けて、デザインに自信を持てるよう、スキルアップをしていくための方法についてお伝えします。
「デザインに自信がなくてお客様にうまく提案ができない」
「デザインの引き出しが少なくていつもワンパターンになってしまう」
「自信がないので自分がなぜこのデザインにしたのかうまく説明できない」
今回の記事は、こんなお悩みをお持ちのあなたにぜひ読んでほしい内容です。
目次
自信がないながらも自分の最大限の力を出し切ったデザインを作ることが大事!
わたしもデザインにすごく自信があるわけではありません。
毎回、お客様やディレクターにデザインを見せるときはどんな反応があるかとてつもなくドキドキします。デザインは正解がないのでこの緊張感はベテランになってもおそらくついて来る感情なのだと思います。
ただ、あまり自信が持てないながらも今の自分の最大限の力を出し切ってより良いデザインを作ることはできます。ですので、今回はスキルアップして自信をつけるためにわたしが実践してきた方法をお伝えします。
特に、WEBデザイナーになりたてでデザインに自信がないという方は、絶対的にインプットもアウトプットも足りていないことが多いです。やっているつもりでも実は力になっていない、と言う方が正しいでしょうか。
たくさん見る → たくさん作る → たくさんフィードバックをもらう
このサイクルをとにかくたくさん回していくことが大切だとわたしは考えています。
ただ、これだけだと具体的にどうやってこのサイクルを回していったら効果的なのかが分からないと思いますので、今回はこの点について深堀りしていきます。
案件をやりながらデザインスキルを磨くのが理想ではあるけど…
自分のデザインに自信をつけるには、実案件で経験を積みつつ、フィードバックをもらいながらデザインスキルを少しずつ磨いていくということが理想です。
初めの頃にデザインのお仕事を受ける方法としてはこのようなものがあります。
- 知り合いに声をかけてホームページを作らせてもらう
- クラウドソーシングサービスで案件を獲得する
- WEB制作会社に業務委託のお願いをする
- 制作会社にアルバイトや正社員として入る
ただ、実際の案件だと即戦力を求められることも多いので、デザインスキルが低いとそもそも採用されなかったり、運良く案件が取れてもそのあとリピートされないことも多く、ここで挫折してしまう方も多いです。
ほとんどのクライアントは経験の浅いデザイナーを育てる余裕はないのが現実ということをまずは知っておきましょう。そのため、自分自身で日々スキルアップをして徐々に自信をつけていくことが大切になってきます。
今回は案件がなかなか取れなくてもスキルアップを着実にしていくための方法をいくつか紹介していますので、ぜひ実践してみてくださいね。
まずはデザインを見る目を鍛える
自分のデザインに自信がないという方は、そもそもデザインのインプットが足りていないためにデザインにも活かせていないということがあります。そのため、まずはデザインを見ることをクセづけましょう!
ただ、インプットはとにかく見ていればいいというものではなく質が大事なので、実際にわたしがどのような点に注目してデザインを見ているのかをご紹介します。
生活の中でデザインを見るクセをつける
WEBデザインに活かせるのはWEB上のデザインだけではありません。生活の中にもデザインは溢れているので、まずは日々、常にデザインにアンテナをはってみてください。
電車の中の広告、お菓子のパッケージ、テレビのCM、本の表紙など、なんでも参考になります。
わたしはこのような点に注目してデザインを見ています。こう書くと事前に準備してメモしてということを想像してしまうかもしれませんが、わたしは目で見て頭の中で考えているだけです。
正解・不正解もありませんので、まずは気軽にやってみてください!
「このデザインを見てどう感じるか」を 考える
女性の写真やはっきりとした色使い、英字フォントに黒い囲いが入っているなど、全体的に若い女性の目を引きそうな可愛らしいデザイン。
そのデザインが「誰に・何を・どのように」伝えているか細かく分析していく
誰に
- 20代前半くらいの若めの女性
- ファッション系の通販サイトに転職したい人
- 自分らしく楽しく働きたい人
何を
- アパレルECアカデミーというアパレル転職のためのオンラインスクールがあることを伝える
どのように
- 女性が楽しそうに働いている写真を使って楽しく働けることを感じてもらう
- インパクトのある数字を目立たせることで実績があることを伝える
- Before / Afterの文字を手書きフォントにすることで親近感を与える
- Afterの情報も載せることでECアカデミーに通ってどのような変化があるのか具体的にイメージしてもらう
使えるデザインはとにかくストックしておく
デザインを見ている中で、「これは使えそうだな」「使ってみたいな」と思った、あしらい・色使い・フォントなどはストックして、いつでも見られるようにしておいてください。
デザイン全体だと範囲が大きすぎて見た気になってしまいがちですが、パーツごとであれば注目しやすく、自分のデザインにも活かしやすいのでおすすめです。
わたしはスクリーンショットで撮ってパーツやジャンルごとにまとめて保存しています。
日頃から使えそうなものをこつこつとストックしておくことで、実際にデザインするときにすぐに持ってくることができるので、かなり助かります。
あとはとにかくアウトプット!フィードバックも忘れずに
インプットをたくさんしているとデザインスキルが上がった気になるかもしれませんが、実際にデザイン力が上がっているわけではないので、手を動かしてインプットしたものを形にできるようにする必要があります。
WEBサイトやLP、バナーなどたくさんのオリジナルデザインを作ってみましょう。このときにはできるだけ様々なジャンルのデザインに挑戦したほうが学びになります。
そして、ここで重要になるのは「フィードバックをもらうこと」です。実際の案件をイメージしてデザインを作り、それをフィードバックしてもらうことで、実際の案件をしているようなスキルアップが期待できます。
フィードバックをもらうのは、多少お金をかけてもプロのデザイナーに見てもらったほうが良いです。これらのサイトにはデザインをフィードバックしますというサービスがたくさんあるのでぜひ依頼してみてください。
もし、ここまでお金をかけるのはちょっとという方は、Twitterに作ったデザインをあげて「感想お願いします!」と書いてみるとレビューしてもらえることもあります。
また、コミュニティなどに参加してWEBデザイナーさんとの繋がりを作っておくのもおすすめです。デザインレビュー会などが開催されていることもありますので色々とアンテナを張ってみてください。
アウトプットを作るときに意識するべきこと3つ
デザインをするときはとにかく妥協しない
デザインを作るときに意識するのは「とにかく妥協しない」ということです。
とくに最初の頃はしっくりくるまで何案もデザインを作ってみましょう。自分でしっくりくるデザインが分からなければ何案か作ったうちのどれがいいのかフィードバックをもらうのも良いです。
フォント・色・あしらい・配置を変えたものを色々作ってみたり、参考にしたいデザインと見比べてどこが違うか分析して、それを自分のデザインにもできる限り活かすなど、妥協せず試行錯誤しましょう。
これは、クライアントワークでも大切な心がけです。経験が少ないときはとくに重要。くれぐれも時給換算してこのくらいでいいかと妥協することは絶対しないでくださいね。
デザインしたものを言語化する
デザインのインプットをするときにも考えていた「このデザインを見てどう感じるか」「誰に・何を・どのように」伝えているかの部分について、自分の作ったデザインでも説明できるようにしておきましょう。
実際の案件ををするときにもこの言語化はとても大事で、言語化ができないとなぜこのデザインにしたのか伝わらず、クライアントの方に納得してもらえないこともあります。
また、デザインをどんな根拠で作ったのかがきちんと説明できれば、自分のデザインにも芯ができて、デザイナーとしての自信にも繋がりますよ。
フィードバックをもらった内容は素直に取り入れる
フィードバックをもらった内容は必ず自分のデザインの中に取り入れましょう。
デザインは自分の子どものようなものなので情が湧いていますよね。何度も作り直したものならなおさら。そんなデザインに対して色々言われると嫌な気持ちになってしまたり、落ち込んでしまったりすると思います。
ただ、経験者の意見は貴重なので、特に初心者の頃は素直に受け取り、自分のデザインにどんどん活かしましょう。ここでいかに素直に取り入れられるかでデザインの上達スピードが変わるとわたしは思っています。
「自分の好きなデザイン=良いデザイン」ではありません。経験がないころに持っている自分のデザインに対するプライドはとりあえず捨ててたほうがよいです。
最後に
今回は自分のデザインに自信が持てないという方に向けて、自分のデザインに自信をつけるためにスキルアップをしていくための方法についてご紹介してきました。
デザインには正解がないので、たくさん経験を積んでからも最初にお客様にデザインを見てもらうときはおそらくすごく緊張します。これはもうデザイナーの宿命なのだと思います。
ですが、少しでも自信を持って自分のデザインを生み出すことができるよう、今回紹介してきた方法を実践して、コツコツとスキルアップしていきましょう!