Webデザイナーを目指して日々努力し、夢に向かって必死で頑張っている方は沢山いらっしゃるかと思います。
だけどいくら勉強してもなかなか上達しない、案件に繋がらない、などの悩みがある方も多いのではないでしょうか。
きちんと時間をつくって一生懸命勉強しているにも関わらず上達しない場合、それは勉強方法が間違っているのかも知れません。
この記事ではWebデザインの間違った勉強方法とどのように勉強すべきかについてまとめました。ご自分の勉強方法が果たして正しいのか、振り返ってみてくださいね。
目次
本や動画を見るだけ
確かに本や動画はWebデザインを学ぶのには有効であり、特に独学の方にはおすすめする方法です。ですが、内容を理解するだけで「学習した」気分になってはいないでしょうか。
デザインは理論や知識だけで出来るものではありません。たとえ本や動画の内容から出題された問題に100%答えられたとしても、それだけではデザインはできるようにならない、と断言できます。
本や動画で情報を得るだけでなく、実際に手を動かしましょう。本に付随している課題をやってみる、一からデザインを作ってみる、実際にコーディングしてみるなどの実践を繰り返す事が大切です。
考えずにやみくもに模写をしている
模写も一般的に知られる勉強法です。
しかし、ただ下に敷いた参考サイトのキャプチャをトレースするだけでは、いくつ模写をやっても同じです。
模写の目的はデザインをコピーすることではなく、分析する事。どんな文字組が使われているのか、余白の取り方はどうなっているか、なぜこのあしらいをつかっているのか、なぜこのレイアウトなのか、などを考えながら模写する事を心がけましょう。
また、模写はデザインを上からトレースする方法ではなく、デザインを横においてそれを見ながら目で余白や色などを再現していく方法がより効果的です。なぞるようにトレースするのに比べて圧倒的に脳を使い、見る力を養うからです。
そして、模写で学んだ事を活かして実際のサイト制作をしてみるなどのアウトプットもするようにしましょう。
ツールの使い方ばかり勉強している
手を動かしてはいるとはいえ、チュートリアルを見ながらPhotoshopやillustrator等のツールの使い方ばかり勉強するのは間違いです。
ツールの勉強は、やればやるほど新しい技術を習得できる上、「できた」と達成感を感じる事が多いため、しっかりデザインのセンスが身についているような感覚に陥りがちです。
しかも、やっていて楽しいのでついついそればかり勉強してしまう事が多いのではないでしょうか。
しかし、いくら画像の加工が上手になっても、パスを上手に扱えるようになっても、それだけでは良いWebデザインは作れるようにはなりません。
ツールはあくまでもデザインを作成するための手段。デザインの勉強とは全く異なります。
ツールの勉強はほどほどにして、まずはWebデザインを作ってみましょう。ツールについては、デザインで実装したい表現をどのように作れば良いか分からない時に、その都度調べて学んでいけば良いのです。
イラストが描けなければならないと思っている
私が初学者だった頃の話ですが、プロはイラストやあしらいなどの素材を作るものだ、と思い込んで一生懸命イラストの勉強をしていた時期があります。しかも何度も挫折し、イラストが上手く描けないから私はWebデザイナーになれないかも、などと考えていた事もあるのです!(笑)
しかしそれはまったくの誤りです。イラストやあしらい等は現場のプロでも素材サイトを利用しています。
素材では入手できない場合はイラストレーターの方に外注する事も可能です。
イラストは描けて損はないし、出来れば出来たで仕事の幅は広がるのですが、イラストレーターとしても活躍したいという訳ではないのなら、そちらの勉強に時間を費やすべきではありません。
じっくり腰を据えず、気が向いた時にだけ勉強している
Webデザインで勘違いされている事の一つに「誰でも簡単に短時間で習得できる」というものがあります。この間違った認識がなぜ広まったのかは謎ですが、主に短期の学習プランを提供するWebデザインスクールの謳い文句を、世間が真に受けてしまった為なのではないかと私は考えます。
業務に使えるレベルのWebデザインの習得は決して簡単ではなく時間もかかります。中途半端な気持ちで取り組むと必ず失敗します。しっかり毎日時間を作り、腰を据えて計画的に勉強する事が重要です。予定のない週末のみ、すき間時間にちょこっとやればいいだろう、という考えだといつまで経ってもWebデザインは上達しません。
JavaScriptの勉強に時間をかけている
Webデザインの業務が未経験な人にはあまり知られていないのかもしれませんが、WebデザイナーとしてJavaScriptを一から書く事はあまりありません。
既存のライブラリをダウンロードして利用したり、ネット上に公開されているコードをコピーして使用する場合がほとんどです。ハンバーガーメニューやスムーススクロール、タブでの表示切り替えなどの基本的なものや、スライドやアニメーションのライブラリはWeb上で簡単に見つける事ができ、多くの方が紹介しているためバリエーションも豊富です。
フロントエンドエンジニアを目指す人であればJavaScriptは自分で組めるようになるまで訓練が必要となりますが、Webデザイナーとして仕事を始めるには既存のスクリプトを少しカスタマイズできる程度で十分でしょう。
後は、業務内で必要な場面がでてきたらその部分のみ勉強していくような方法で少しずつ習得していきましょう。
適切なフィードバックを受けていない
Webデザインを何度も作成しているにも関わらず上達しない人によくあるのが、自分の作ったデザインを他の人に見てもらっていない、という事です。
他の人からのフィードバックが貰えないと、サイトの良し悪しを客観的に知る事ができません。
実はフィードバックから学ぶ事は大変多く、無意識で気づかずやってしまっている問題を指摘してもらったり、今まで考えてもみなかったアプローチ方法をアドバイスしてもらえる事で思った以上の効果があるんですよ。
しかし、独学で勉強されている方は特に、フィードバックしてもらえる人がいないという悩みもあるかと思います。家族や友人に頼むのはWebの知識がない場合も多く、あまり参考になりませんよね。
そこでおすすめなのは、SNSのWebデザインを勉強している人たちのコミュニティに入って、お互いでフィードバックしあう事です。勉強している者同士であるため、気兼ねなくフィードバックしあう事ができますし、自分も他の人のデザインをフィードバックすることで、見る目を鍛えることができます。
さらに、相談できる貴重な仲間を見つける事もできますよ。
また、PLUS REVIEWやMENTAなどのオンラインサービスを利用する方法もあります。PLUS REVIEWはフィードバックに特化しており、MENTAはメンター(助言者)を探す目的のサイトです。それぞれ有料ですが、プロの貴重な意見が聞けるのでより効果的です。
大切なのはインプットとアウトプットのバランス
以上、間違ったWebデザインの勉強法とその対策をお伝えしました。「勉強」というと知識を詰め込む、暗記する、という風に考えがちなのですが、実はそれだけでは不十分である事がお分かりいただけたかと思います。
インプットをしたら、その都度アウトプットする。
知識を得たらそこで終わらせず、自分なりにデザインを作ったりコーディングしたりするのが重要です。実践してみると、知識だけでは乗り越えられない自分の苦手部分が見えてきます。そこでどうすればよいのだろうと苦悩する事で、参考サイトなどを見る視点が変わってきます。
そしてそれを繰り返していくとやっと自分の成長が見えてきます。
Webデザインの習得は簡単ではありません。だからこそ回り道せず効果的に勉強してグングン上達していきましょう!