初めまして。京都で飲食店の店長をしながら、副業でWEB制作コーダーをしているつばさと申します。
私は、副業で案件をこなしていくにあたってたくさんの不安がありました。
WEB制作を学び始めて営業をしていきたいけど、
「納品までの期間がどれぐらいかわからないから納品できるか不安。」
「本業との合間の時間で納品できるだろうか。」
「本業との合間にどんなスケジュールを組んで進めていけばいいだろうか。」
など、僕と同じように納品までの期間やスケジュールに不安を抱えている方は多いと思います。
この記事を読んでそんな不安を少しでも和らげることができれば幸いです。
目次
WEBサイト公開までのスケジュール
まず、WEBサイトを公開するまでにどんな工程があって、どんなスケジュール感で仕事が進められているのかをざっくり説明します。
- クライアントにヒアリングして、サイトに方向性やターゲットを明確にする。
- ヒアリングした内容を基にデザインを作る。
- デザインをクライアントに確認してもらい、問題なければコーディングをしてサイトを作る。
- 動作確認などを行い、問題なければ納品。
かなりざっくりとではありますが、だいたいのWEBサイト制作はこんな感じのスケジュールで仕事が進められていると思います。
ページボリューム等にもよりますが、小中規模のサイトだとスムーズにいけば、だいたい2~3ヵ月ぐらいでサイトが公開されるイメージです。
次では、実際に私が受けたコーディング案件の納品期間などを具体例をだして説明していきます。
実際に自分がうけたコーディング案件の納品期間
案件①:コーポレートサイト制作(9ページ)
〇どこから仕事を受けたか:フリーランスWEBディレクター
〇納品までの期間:約1か月
〇納品までにかかった時間:
- HTML/CSSコーディング 32時間
- WordPress化 32時間
- 修正等 25時間
新規で新しく立ち上げるサイトのコーディングで、デザインはPhotoshopやFigmaなどでしっかりと作られたものではなく、だいたいこんな感じでと参考サイトとおおまかなデザインを画像で渡された感じでした。その時は、コロナの影響で本業は週に3~4日ほどでした。
なので、休みの日の週3~4日と、本業までのあいた時間と終わってからのあいた時間で作業を進めていくような感じでした。
この時は、まだ案件に慣れていなかったということもありかなり時間がかかっています。
本業の合間の時間と、 本業の合間の時間と、休みの日のほとんどの時間を使って間に合わせた感じです。
案件②:下層ページの作成(1ページ)
〇 どこから仕事を受けたか:WEB制作会社
〇 納品までの期間:約2週間
〇 納品までにかかった時間:
- HTML/CSSコーディング 30時間
- 修正等 16時間
業務委託契約を交わしたWEB制作会社から、下層ページ1ページのコーディング案件を頂きました。
デザインはPhotoshopデータで頂き、FTPソフトを使って納品するような形でした。Wodpress化はなく、HTMLとCSSでの静的コーディングのみでした。
この案件は、デザインを見たときはそこまで難しくなさそうだと思ったので、案件②と同じ時期に受けていました。
しかし、実際に作業を進めていくと、その制作会社さんではパーフェクトピクセルであったり、jQueryは使わずに純粋なJavaScriptのみでコードを書いたり、SCSSは使わずCSSで書いていくなど、制作会社独自のルールがあり、想定していたよりもかなり時間がかかってしまいました。
案件③:コーポレートサイト制作(9ページ)
〇 どこから仕事を受けたか:フリーランスWEBディレクター
〇 納品までの期間:約2ヵ月
〇 納品までにかかった時間:
- サイトデザイン 約1か月
- デザイン修正 16時間
- HTML/CSSコーディング
- WordPress化 25時間
- 修正等 16時間
デザインからコーディング、Wordpress化までまるっと全部任せていただきました。デザインはスクール課題でやったことはあったものの、実際の案件では初めてでした。
デザイン案件は初だったということもあり、下調べやPhotoshopなどのツールの使い方を思い出したりとかなり時間を使いました。デザインに思った以上に時間がかかってしまい、納期に間に合うか不安だったので他にも案件のお話が来ました断りました。
本業をしながらスケジュールを組んで案件をこなしていくコツ
本業の合間や休みの日などの作業できる時間を洗い出す
副業でWEB制作の案件をこなすにあたって一番の難点は、作業時間を確保できるかだと思います。
プライベートの時間も必要だと思いますし、全く休憩なく本業もしながら案件をこなしていくのはかなりきついです。
なので私はまず、自分が週にどれぐらいの作業時間であれば無理なく確保できるかをざっくりと洗い出しました。
コロナの影響もあって、休みが週に3日で一日の作業時間が8時間、仕事の合間に1~2時間ぐらい作業ができるとして、だいたい週に30時間は確保できるかなといった感じでした。
自分の作業できる時間を把握することで、案件と納期の調整ができるようになると思います。
自分のコーディングスピードを把握する
最近は無料でデザインカンプを配っていたり、スクールの課題などで、実案件に寄せた要件定義などがされているデザインカンプ等もあります。
そういったものを使って、コーディングからWodpress化まで自分がどれぐらいで完成させられるか時間をはかりました。
当時は8ページぐらいのサイトでだいたい70時間ぐらいでした。
ここにあとから修正が来ると考えて、8ページのサイトの作成時間が90時間ぐらいと計算しました。
なので先ほど洗い出した週に確保できる時間と合わせて計算すると、だいたい3週間ぐらいで終わることがわかります。
これで月にこなしていける案件量がわかると思います。
納期はできるだけ余裕をもって設定する
上記で時間を計算して、自分がこなせる案件量は把握できてくるとは思いますが、実際に案件をこなしてみるとなかなか思うように進まないことがほとんどです。
制作会社であれば独自のコーディングルールがあったり、あとからけっこうな修正があったりもよくあります。
わたしも時間を計算して、複数の案件を同時に受注することがありましたが、想定していたよりも時間がかかり、徹夜をして作業することも多々ありました。
なので上記で計算した時間よりも何時間か余裕をもってスケジュールを組んでいく方がいいと思います。
さいごに
WEB制作の納期は制作会社などによって様々です。自分でスケジュールを組むにあたり、自分の作業時間を把握することがとても大切だと思います。できるだけ納期に余裕をもって、無理のない程度に頑張っていきましょう!