応募する時どうする?WEB制作のコーディングにかかった時間を実案件ベースで紹介

  • 2022年02月02日
  • 2022年02月27日
  • ゆうや

  • コーディング

いざ、案件を獲得するぞ!と営業や提案をしよう思うと、
この案件、実際はどのくらい時間かかるものなんだろう?
全然基準が分からなくて、提案できない・・・」と悩みますよね。
私も同じでした。

この記事では、実際のWEB制作コーディング案件でどれくらい時間がかかったのかを紹介します。
ぜひ参考にして、案件に応募してみてください!

実際の案件でかかった時間を5つご紹介

今まで私が実際に担当した案件を

  • どんな内容の案件か
  • どれくらい時間がかかったか
  • 具体的な流れ

という内容でまとめてみました。
案件開始から案件完了までイメージできるようにしているので、ぜひ参考にしてください!

LP1ページのコーディング

1つ目にご紹介する案件は、LPリニューアルのため、1ページをコーディングする案件です。

案件の流れとトータルでかかった時間を表にまとめました。

案件の流れトータルの時間
①コーディング(24h)
・HTML:4h
・CSS(レスポンシブ含む:20h)
②確認依頼
③修正(4h)
④確認依頼
⑤修正(4h)
⑥納品
約4日:32h

案件の具体的な内容は以下の通りです。

  • フォトショップのデザインを見ながらのコーディング。(2セクション)
  • レスポンシブ対応。
  • アップロードなどもお客さんに実施してもらう。

最初は、画像としてコーディングするのか、テキストとしてコーディングするのか曖昧な状態で始めました。

また、慣れない作業でファーストビューがうまくいかず、CSSにかなり時間がかかりました。

合計4日(32h)ほどかかりましたが、LP1枚は1週間くらいの納期が一般的です。
実際にこの案件も1週間が納期でした。

フルタイムで作業できる場合は、1週間より短い期間。
他案件と並行する場合は、1週間を目安にするといいと思います。

下層ページ × 1のコーディング

2つ目にご紹介する案件は、Crowd Worksで応募した案件でリニューアルのため、下層ページ × 1をコーディングする案件です。

案件の流れとトータルでかかった時間は以下の通りです。

案件の流れトータルの時間
①ヒアリング/認識合わせ(1h)
チャットで不明点や認識齟齬がないようヒアリング
②コーディング(8h)
・HTML:1h
・CSS(レスポンシブ含む):7h
③確認依頼
④修正(2h)
⑤納品
約1日 :13h

案件の具体的な内容は以下の通りです。

  • デザインは決まっており、参考ページを見ながらコーディング。(3セクション)
  • レスポンシブ対応。
  • アップロードなどもお客さんに実施してもらう。

流用できるパーツが多くあったので、初案件でしたが、合計13hほどで納品しました。

下層ページでデザインが簡単な場合は、1日、2日を目安にするといいと思います。
実際に2日で提案し、受注することができました。

記事LPページのコーディング

3つ目にご紹介する案件は、記事LPという、文字が多めのLP1ページをコーディングする案件した。

案件の流れとトータルでかかった時間は以下の通りです。

案件の流れトータルの時間
①コーディング(10h)
・HTML:5h
・CSS(レスポンシブ含む):4h
・js:1h
②確認依頼
③修正(2h)
④納品
約2日:12h

案件の具体的な内容は以下の通りです。

  • XDのデザイン(7000文字程度)を元にコーディング。
  • レスポンシブ対応。
  • アップロードなどもお客さんに実施してもらう。

文字が多いため、HTMLのコーディングと文章のチェックに時間がかかりました。
記事LPは簡単な構成が多いため、CSSの装飾もそこまで時間はかからないと思います。

記事LPも4日〜1週間を目安にするといいと思います。

企業サイトTOPページ1枚のコーディング

4つ目にご紹介する案件は、TOPページをLP風にリニューアルするため、コーディングする案件です。

案件の流れとトータルでかかった時間は以下の通りです。

案件の流れトータルの時間
①コーディング(36h)
・HTML:8h
・CSS(レスポンシブ含む):24h
・js:4h
②確認依頼
③修正(4h)
④確認依頼
⑤修正(2h)
⑥確認依頼
⑦修正(2h)
⑧納品
約5.5日:44h

案件の具体的な内容は以下の通りです。

  • デザインはPCのみ決まっており、イラストレーターのデザインを元にコーディング(12セクション)
  • レスポンシブ対応。
  • アップロードは外注。

この案件は12セクションもあり、量が多めでした。

さらに、「イラストレーターでコーディング」「デザインが複雑」「スマホ版のデザインがない」などの時間のかかる要因が多くあり、コーディングに4.5日(36h)かかりました。

また、デザインの修正が3セクション発生し、修正にも1日(8h)かかりました。

スマホデザインがなかったり、要素の配置が雑だったりと、デザインが中途半端な場合があります。

その分コーダーの負担は多くなるので、案件の状況を事前に確認しましょう。

このような内容の場合は2週間を目安にするといいと思います。

個人事業主さんのサイト3ページの制作

5つ目にご紹介する案件は、個人事業主さんのサイト3ページを、jimdo(ノーコード)で作成する案件です。

案件の流れとトータルでかかった時間は以下の通りです。

案件の流れトータルの時間
①ヒアリング(2h)
②構成案作成(4h)
③画像作成(10h)
④コーディング(2h)
⑤修正&追加要望(6h)
⑥納品
約3日:24h

案件の具体的な内容は以下の通りです。

  • 構成案イメージはある状態。(TOP、詳細、お問い合わせの3ページ)
  • 画像やテキストは分担して用意。
  • ドメインやサーバーの登録はしてある。
  • デザインは直接jimdoで作成。

ノーコードのため、構成案もjimdoで作成しながら制作をする内容でした。

ノーコードの場合は、構成案や画像の準備などに時間がかかるため、コーディングは時間がかかりません。

今回の規模で自分がコーディング担当の場合は、1日が目安になるでしょう。

納期の提案時に気をつけること

実際の案件でコーディングにどれくらい時間がかかるか紹介しましたが、「じゃあ最短の納期で提案しよう!」と思われた方は少し考えてみてください。

本当に急いでいるお客さんの場合はそれでいいかもしれません。

ですが、納期が短すぎると

  • 本当に終わるのかな?
  • クオリティ大丈夫かな?

と思われる可能性があるため、逆効果の場合があります。

なので、「実際の納期でかかった時間」の文末に紹介した目安を参考に、短すぎず長すぎない納期で提案しましょう。

例えば、
LP1ページのコーディングで、4日(32h)かかる案件。

  • 4日で提案 ×
  • 1週間で提案 ◯

といった感じです。

コーディングの時間がかかるポイント

コーディングで一番時間がかかるポイントは、実はやり直しです。

やり直しを防ぐことで、スムーズに納品まで進めることができるので、まずはやり直しを防ぎましょう。

具体的なやり直しは、
・画像ではなくテキストで実装しなおす
・class名,id名の付け直し
などが発生することがあります。

コーディングを開始する前に、画像で実装していいかの有無や、class名,id名のルールがあるかどうか確認しておきましょう。

お客さんが全く知識がないので「お任せします」といった場合もあり、

・画像で実装していいかの有無→「お任せします」
・class名,id名のルール→「お任せします」

と変換することもできます。

あとから言われないように、事前に確認しておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回ご紹介したWEB制作コーディングの時間を参考に、
・案件は余裕をもって納期を提案すること
・やり直しを極力防ぐこと
このような内容に注意してみてください。

きっと記事を読む前よりも、効率よく案件を進めることができると思います。

兎にも角にも場数を踏むのが一番だと思うので、まずはこの記事を参考に案件にチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人

ゆうや

おやまだゆうや 都内でフリーランスとして活動しています / 元ネットワークエンジニア / フリーランスweb制作 /コーディング / デザイン/WordPress

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