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人脈がなくても大丈夫!未経験からはじめるWebデザイナーの仕事の取り方
Webデザインスクールを卒業したけど「なかなか仕事が取れなくてどうしよう…」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
私自身、未経験からいきなりフリーランスWebデザイナーに転身し、現在では3社と業務委託契約を締結しています。
初案件を獲得するまで苦戦し、定期的にお仕事をいただけるようになるまで試行錯誤したりと、模索しながらさまざまな方法を試してきました。
今回は「なかなか仕事が取れなくてどうしよう…」「そもそもどうやって案件を取ればいいのかわからない!」
そんな方に向けて、仕事の取り方を詳しく解説していきます。
まずは何ができるか、自分のスキルを再確認しよう!
最初にやることは、自分には何ができるかを整理することです。
・Web上に表示されるようなバナーが作れるのか
・Adobeソフトが使えて、サイトのデザインができるのか
・LPのコピーライティングができるのか
・デザインカンプなどからコーディングができるのか
・バックエンドの言語であるPHPを扱うことができるのか
など、一口にWebデザイナーと言っても扱う範囲が広く、分野がさまざまです。
例えば「デザインはできるけど、コーディングができない」という人なら、一つのサイトをゼロから丸々制作するのは難しいですよね。
もし仕事が取れても、自分ができないコーディングの部分は、コーディングができる人に外注するしかなくなってきます。
ただ、未経験・仕事の経験が浅い人は、依頼したはものの、相手がどれくらいのスキルを持っているか判断するのが難しいので、最初は自分でできる範囲の仕事を獲得することをおすすめします。
案件を獲得する行動を起こす前に、今の自分は何ができるのか?を考えて整理しておきましょう。
自分の実績・作例をポートフォリオにまとめよう
自分に何ができるかのスキルを確認することができたら、ポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオは自分でサイトを作成しても、テンプレートを使って作成できるサービスを活用しても、PDFでまとめても、どんな方法でも大丈夫。
「どんなことができるのか」「どんなものが作れるのか」が、見た人に伝わればOKです!
どんなものを載せれば良いかわからないという方向けに、一例としてポートフォリオに載せる内容をご紹介します。
サイトでもPDFでも、まずは自己紹介を載せましょう。
・名前
・顔写真(可能であれば)
・簡単なこれまでの経歴
・どのようなことができるかのスキル
・使用可能なツール
上記のように、大体どんな人かわかる内容の自己紹介が書かれてあれば大丈夫です。
自己紹介を載せたら、次に実績や作品紹介をしていきましょう。
実績紹介は、自己紹介の次に大切な情報です。
・実績名
・実績の画像(サイトであればリンク先も)
・実績の概要説明
・制作期間
・使用したツール
・担当した箇所(どこまで制作に携わったかを記載する)
・成果など
実績は、上記のような内容を盛り込むと良いでしょう。
自分はどんなことができて、どんなものが制作できるのかをアピールする場になるので、ここはしっかり、詳しく記載するとベターです。
クラウドソーシングを利用して仕事の獲得を目指す
仕事に応募できる状態になったところで、次のステップです。
クラウドソーシングとは、仕事を探している人と、仕事を任せたい人とをつなぐインターネット上のサービスです。
有名なところで言うと、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどがあり、近年さまざまなサービスが出てきています。
クラウドソーシングは直接電話などで営業したり、対面で会って営業しなくて良いので、営業活動が苦手な人にはおすすめです。
人気の案件は競争率が高く、仕事を取るのが難しい場合もありますが「未経験でも応募OK!」といった募集もあるため、そういった募集を見かけたら積極的に応募するようにしましょう。
最初は提案メールを送るのも一苦労ですが、回数を重ねるごとに耐性がついていき、慣れてきます。
クライアントから全然反応がないからと諦めずに、とにかく自分にできそうな案件には応募するようにしましょう!
中には単価が低すぎる募集内容もあるので、そんな案件には要注意です。
例えば、LP一枚もののコーディングが単価5,000円の依頼は、相場より安い印象です。最近では単価が安い案件が増えているので、見極めができるとより良くなりますよ。
最初のうちは実績も少なく、一つでも多くの実績を作るのは大事ですが、安く買い叩かれないように気をつけていきましょう。
友人・知人に声をかけて仕事をもらう
友人や知り合いに声をかけて、仕事がもらえないか聞いてみる方法も一つの手です。
「周りでサイトを作りたい」「自分のサービスを作ってほしい」そんな人がいたらチャンスです!まずは声をかけてみましょう。
例えば、友人で飲食店を経営している人がいたら「サイトをリニューアルする予定はないか」「メニュー表を作る予定はないか」など、デザイン面で何か困ったことがないか聞いてみると良いでしょう。
また、完全に未経験で一つでも多く実績を作りたい人は、無料で仕事を受けるのも一つの方法です。
無料で請け負うため納期も急がなくて良い上に、ある程度自由に幅をきかせて作業することができるはずです。完成して納品したら自分の実績にもなるので、一つの案として視野に入れてみてください。
ただ、無料で請け負っても仕事は仕事です。
甘んじず、最後までしっかり仕事に取り組みましょう。
SNS・ブログなどを活用して発信する
次におすすめなのが、SNSやブログを活用して仕事を取る方法です。
SNSで仕事につながるのが意外に思う人もいるかもしれませんが、実際はいろいろな人がSNSを使って仕事を募集したり、中には求人募集を行う人もいます。
特にTwitterなどで「#○○募集中」といったタグを使って募集する人も多く、検索ワードをうまくヒットさせれば募集ツイートにたどり着けるかもしれません。
応募する際、自分のSNSが何も更新されていないと仕事を頼む相手も不安に思ってしまうため、ある程度アカウントを動かしておく必要があります。
頻繁でなくて良いので、書き込みなど更新されている様子がわかると、依頼する側も安心することができます。
また、自分のSNSやブログに、お問い合わせフォームやポートフォリオサイトへのリンクを貼り付けておくことも有効です。
特に、SNSなどでは自分の実績や作品が発信しやすいので、公開可能であれば、積極的に自分の実績を公開するようにしましょう!
その実績・作品を見た人が、DMやお問い合わせフォームから仕事を依頼してくれるかもしれません。
仕事につながる可能性を潰さないためにも、SNSやブログなどで日頃から発信したり、募集情報などをキャッチすることをおすすめします。
エージェントに登録して仕事を探す
エージェントやマッチングサービスを活用して仕事を獲得する方法もおすすめです。
エージェントとは、仕事を探す人と企業との案件の受発注を、スムーズに行えるようにする仲介サービスのことをいいます。
ここ数年でフリーランスで活動する人が増え、Webデザイナーをはじめ、IT業界に参入する人が急増しています。
そんなIT業界の進化により、Web系に特化したエージェントサービスが増えており、さまざまな企業がサービス提供しています。
例えば、レバテックフリーランス、Midworks、DYMテックなど、大手から中小まで、多種多様なサービスがあります。
フリーランス向けのエージェントにも、業務委託や派遣、週2〜3日程度の稼働、プロジェクト毎の募集など、企業や案件によって異なります。いくつか登録し、まずは自分にマッチした求人案件を検索してみましょう。
そして、自分がどのようなスタイルで働きたいか、あらかじめ整理して確認しておくと良いでしょう。
エージェントは経験者を募集するケースが多いですが「未経験OK!」「実務経験が浅くてOK」など、まだあまり実績がない人でも応募可能な場合があります。
そのような求人を見かけたら、積極的に応募してみることをおすすめします。
最後に:さまざまな方法を駆使して、仕事を獲得しよう!
いかがだったでしょうか?
未経験で仕事を獲得するのは大変ですが、営業先やツールなど、さまざまな方法があることがわかったのではないかと思います。
どれも今日から実践できることばかりなので、自分にできそうなものからチャレンジしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!