「今の仕事が辛いから、早く抜け出したい…！」
「Webデザイナーって才能が無くてもなれるって聞いたんだけど、本当になれる？」
「ちゃんとWebデザイナーになってから食べていけるのかな…」
など、これらはわたしがWebデザイナーを目指し始めたころに気にしていた内容です。

この記事に訪れてくださったあなたもきっと、フリーランスWebデザイナーのリアルについて知っておきたいと思っているはずです。

ですので今回、完全未経験からフリーWebデザイナーになるための苦労や、現在のことについてお話ししたいと思います。後半で、フリーWebデザイナーになるメリット・デメリットもお伝えします。

今後フリーWebデザイナーを目指すかどうかの参考にしていただければ嬉しいです。

完全未経験でもフリーランスのWebデザイナーになれますが…

完全にWeb業界未経験でも、フリーランスのWebデザイナーになることはできます。

でも、聞いてください…なんと「2年」かかりました！！
本当にやっとの思いでここまで来ました。

Webデザイナーの仕事が取れるまでは、Webライターとして繋いでいました。そもそもどうしてWebライターを始めたかというと、最初にフリーランスを目指して入ったスクールで勧められたからです。

「Webデザイナーより圧倒的にWebライターの方が収益化は早いから」という理由でしたが、本当にその通りでした。おかげで私は、細々とライターの仕事を続けながらWebデザイナーをめざし続けることが出来ました。

もし、Webライターに興味がある方や、Webデザイナーを目指しつつ在宅で収入をもらいたいという人がいればいつでもTwitterから相談してください。力になれるか分かりませんが、お話しくらいなら聞けますのでお気軽にどうぞ。

ぶっちゃけ収入はどうなの？

ぶっちゃけて言うと、今でもWebライターのお仕事の方が収入は上です。月収は、ありがたいことに会社員時代よりも増えてきています。

求人ボックスの「Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料（求人統計データ）（更新日：2022年1月24日）」によると、初任給は22万円程度が相場のようです。

これを見ると、全体では何とか越えられるようになってきたものの、Webデザイナーだけではまだまだ及んでいません。

参照：求人ボックス給料ナビ

どうやってWebデザイナーになれたのか？

Webデザイナーになれたのは正直、運です…！と言いつつ、もちろんやっていたことがあります。

それは、ちょっとずつで良いから人と繋がることです。

「そんなの、綺麗ごとじゃん…」と、当時の私もそう感じたでしょう。
でも業界に何の縁もなく、仕事も貰えていないのであれば、やることはこれしかありません。

私の周りにも未経験からWebデザイナーになった人たちがいますが、みんな同じような道を歩んでいました。そして、よくその人たちも言うのがやはり「人に会う事」でした。

ちなみに、私は営業苦手です。

そんな私でも仕事を続けて貰えているコツ？のようなことを前回の記事で書いています。同じく営業が苦手、何をすればいいか分からない、という人は参考程度にご覧ください。

フリーランスWebデザイナーになる2つのメリット

私がフリーランスのWebデザイナーになって、良かったなと思う事を2つご紹介します。

メリット1：好きなことが仕事になる

一番のメリットは、好きなWebデザインのお仕事ができる！これにつきます。

Webデザインって楽しいなって思います。写真から人物を切り抜くという作業が大量にある場合も、なんか鼻歌を歌いながらやったりしてます。笑

とにかく絵を描いたり、何かを作り上げることが好きな人にとって、Webデザインの作業は楽しいと思います。

メリット2：自分のペースで仕事ができる

これはフリーランスのメリットかもですが、仕事は一人で作業するので、自分のペースで行えるのも大きいメリットの一つです。

休日に関しても、いつでも自分の時間で取ることができます。

ただし徐々に忙しくなると、毎日少しずつ仕事をして休みを取るというサイクルになるので、休日という概念が無くなります。

良くも悪くも自分の好きな時間に仕事ができるメリットがありますが、フリーランスにとって自己管理は何より大切だと感じています。

フリーランスWebデザイナーになる4つのデメリット

もしかするとあなたはこれまでに、以下のようなネガティブワードを目にしたことがあるかもしれません。
・Webデザイナーやめとけ
・Webデザイナーは過酷

実は、これはある意味嘘ではないと思います。

タイトルを見て「デメリットが4つもあるの？」「デメリットの方が多いんだけど…大丈夫？」と思ったかもしれませんが、リアルを伝える記事ですので本当のことを書こうと思います。

諦めることは考えなくても、一旦Webデザインから離れた方がいいのかもしれないと思うことはありました。「どうしてもリアルを知ったうえで目指したい！」という人は、ぜひ参考にしていただければと思います。

デメリット1：実績0からなかなか抜け出せない

何と言っても初めての実績がつかめない、これが一番つらかった…。

webデザイナーに限らずですが、未経験の場合は実績が無いのでお仕事がなかなか貰えません。そのため最初は無料で実績を作ろうという人も少なくないです。さらに、営業が苦手な人はどう自分をアプローチすればいいか分からず路頭に迷います。

解決策として、クラウドソーシングやSNSでとにかく仕事を探す事です。あとは先ほども言ったように、場所に関係なく人に会い続けることが実績0から抜け出すコツだと感じています。

デメリット2：いつ仕事が無くなるか分からない

これも、フリーランスに今後ずっとついて回るデメリットです。当然ですがフリーランスはとにかく不安定で、仕事が続く保証がありません。

しかし個人的な感想で言うと、精神的には安定しています。会社員より自由が効くので自分の体調に合わせてスケジュールすることが可能だからです。私もはじめはどうなるか不安だらけでしたが、意外と今の状態でもやっていけているので、人によりけりなのかもしれません。

デメリット3：Webデザイン以外の業務もたくさんある

Webデザイナーの仕事は、デザイン以外にもディレクション、場合によってはコーディングやライティングなどの業務も発生します。時にはWebデザインと関係ないところで上手くいかず、落ち込むこともあるかもしれません。

Webデザイン業務に携われるからといって割り切るか、本当に自分のやりたいことを再度見つめ直すのも必要になるかもしれません。

私の場合ラッキーなことに、辛すぎて辞めたいと思ったことは無いですし、デザインは楽しいです。これからも、自分がやりたいことを見失わないようにしたいなと思っています。

デメリット4：2年経ってもWebデザイナーのみの収入は不十分

冒頭でもお伝えしたように、私は2年経った今もWebデザイナーの仕事のみではまだまだ収入は足りません。

私が専業でやっていないからかもしれませんが、これがリアルです。もし、私のように完全未経験からWebデザイナーを目指す方は、収益化すら最悪1年くらいはかかり、満足いく額だとそれ以上かかると思う方がいいかもしれません。

もしくは会社に入るために面接を受けまくるという道もあるでしょう。

どんなスキルをどこで学べばいい？

Webデザイナーのスキルだけを学ぶのであれば、どこでも学べるとは思います。

必要なスキルは、主に以下の内容です。
・近接、整列、反復、対比
・フォントの役割
・配色
・デザインツールの使い方
・マーケティング
・コーディング

上記は上から順に基本のレベルで、コーディングは可能な範囲で良いです。今では、ノーコード（コーディングをしなくてもサイトを実装できること）も流行り始めているので、余裕がない人は基本くらいの知識で良いでしょう。

ちなみに、以下の記事では私がWebデザイナーになるために大体いくらかかったのか費用についてお話ししています。気になる方は参考にしてみてください。

スキルだけでは仕事獲得はできない

お気づきかもしれませんが、上記の知識だけでは仕事獲得は難しいです。

現場で重要なことを学ぶためにはやはり、業界の人と繋がりを持つことが一番です。私の場合は、TwitterでWeb制作会社の代表の方と出会って、一気にWebデザイナーの現場を経験させてもらえるようになりました。

今はインスタグラムでもライブ配信など行っているWeb業界の人も増えてきているので、そういったものに積極的に参加するのもおすすめです。

注意してほしいのが、仕事が欲しいという下心で人に会っていると上手くいかないということ。内心に焦りがあると、相手にも自然に伝わるものです。

そうではなく、純粋にやりたい思いや意欲を伝えていれば、自然と向こうからチャンスがやってくるようになります。「焦らず地道に」が大事だと思います。

これからWebデザイナーを目指すあなたへ

私は自分で稼げるような力をつけたいと思って、興味を持ったWebデザイナーの道を進みました。
正直、あらゆる業界の人が目指せます。後は、チャンスを引き寄せるための行動と諦めないことです。

少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。