「継続案件が決まらず不安…」
「クライアントの信頼を得るって難しい…」
「クライアントと信頼関係を築いて、クラウドソーシングから抜け出したい…!」
このような悩みはフリーランスにありがちなものですよね。
特に営業が苦手な人にとって、信頼獲得というのは継続案件にも関わる大きな課題です。
私は元々契約事務をしていて、将来を考え始めたころからWebデザイナーを目指すようになりました。
ですが、業界に全くコネがない状態から始まり、流れでWebライターを始めていつの間にかフリーランスになり、Webデザインのお仕事も諦めず色々挑戦していました。
そんな私でも、いまは直営業から継続案件を頂けています。
今回はそんな私の体験を元に、今まで大事にしてた事や、現在ディレクターに携わる中で気づいた信頼獲得に必要なポイント6つをお話しようと思います。
目次
大事なのは心がけ!信頼獲得のポイント6つ
信頼獲得のポイント6つをまずお伝えします。とは言っても、どれも当たり前のことです。
ですが、これ全てを心がけられると他の人より一歩リードできます。
意外と忘れがちなので、改めて確認してみてください。
①返事はすぐに返す
まずお伝えするポイントは、ありきたりですが返事は待たせずすぐに返すということです。
よく「即レスします」ということをウリにしているフリーランスの方がいますが、これはやはり出来ていない人がいるから成り立つんだなと思います。
返事をすぐ返す人は相手にとって好印象なだけでなく、「この人はすぐ返事をくれる」という安心感や信頼感をクライアント側に与えます。
反対に、返事が2日も3日も遅い人は少し不安な気持ちを相手に与えてしまうのです。
事前の対策として、仕事で使う連絡ツールは通知機能をしっかりオンにしておきましょう。
特にクラウドソーシング系は通知に気づきにくいことがあります。
アプリをインストールするなどして、常に通知に気づきやすいようにしておくと良いですよ。
②相手の望むことを想像して先手を打つ
少し分かりにくいかもしれませんが、要は、連絡のラリーが少なくなるように相手を気遣うことです。
例えばスケジュールを尋ねる時に、ラリーが多くなる場合、Aさんはこう尋ねます。
「Bさんのスケジュールはいつが空いていますか?」
この場合、おそらく次のような流れになるでしょう。
ここまでで3ラリーは発生しています。一方Aさんが、相手を気遣った尋ね方だとこうなります。
「スケジュールの件ですが、こちらは10月ですと12日、20日、28日18時以降が空いております。Bさんはいかがでしょうか?」
この場合、最短で恐らく次のような流れになるでしょう。
このように相手は1回の返事で終わりました。
この例えは極端ですし、現実的にここまで上手くいくことはなかなか難しいかもしれません。
それでも、少し気を付けるだけで相手側の負担が大分軽くなります。
コツは、具体的な提案をもって相手に尋ねることです。
なるべく、「しまった。あれも聞いておけばよかった」とならないように、前もって尋ねることは整理して分かりやすく伝えられると良いですよ。
③納品は出来るだけ早めに
納品は無理のない範囲で早めに提出することを心がけましょう。
これは、意外とできない人が多いです。
もちろんフリーランスの場合、案件を掛け持ちするとあっちもこっちも納期が迫って、早めに提出することが難しいケースも珍しくありません。
ですが出来るだけ提出が早い人は、それだけ信頼に繋がりやすく、継続の仕事も入りやすくなります。
もちろん、納品物の質が高いことは前提です。
それでも、納期ギリギリになるというのは、質が高くてようやく相手の信頼を維持できるレベルでしょう。
スケジュール調整は2~3日、できれば1週間ほど余裕を持たせて調整することをおすすめします。
④できないことは無理せず正直に伝える
これは意外に気付かない人もいるかもしれませんが、出来ないことは出来ないときちんと伝えることが大切です。
例えばですが、よくあるのは「仕事量はどれくらい任せられる?」という質問に対して、無理して多く回答してしまうケースがあります。
私の場合慎重すぎて、自分の限界を把握できない頃は、無理のない仕事量で依頼を受けていました。
ライティングの場合「今月は少し余裕があるから、月に5,000文字を10件なら追加できるかな」という具合です。
本当はもう少し負荷をかけても良かったかもしれない、と振り返って思うこともあります。
ですが、信頼問題という面では、決して無理な仕事量を承諾しない方が良いと私は思います。
仕事がスムーズに進まなくては、お互いの関係にも傷がつきかねません。
常に余裕を持つなんて幻想だと思われるかもしれませんが、私は余裕を持っていないと自分が動かなくなります。
もし負荷をかけるとしても、相手に迷惑の掛からない「もし遅れても納期には間に合う」くらいのスケジュール感覚で調整するのがおすすめです。
⑤金額交渉はとことんGIVEした後
大前提として金額交渉はとことんGIVEした後ですが、そもそも私も1度しかしたことが無く、上手くいきませんでした。
どの案件で交渉したかは思い出せませんが、たしか当時の最高文字単価が1.5円だったので、文字単価を1.5円に上げてくれないか交渉したのだと思います。
幸いお仕事はそのままいただけましたが、金額は元々提示されていた1~1.2円で変わりませんでした。
このように金額交渉はあまり上手くいくことがありません。
むしろお金の話はあまり良い印象は与えない上に、信頼が悪化するケースだってあります。
しかし、金額交渉のコツなどは残念ながらお伝えできませんが、信頼関係を気付けば向こうから金額を上げてくださることもあります。
やはり、地道に信頼を気付いていくことが一番大切です。
⑥等身大の自分で相手に向き合うこと
最後のポイントは、等身大の自分でクライアントさんに向き合うことです。
これは、④の無理せず正直に伝えることと似ているかもしれません。
例えば、皆さん面接を経験していると思います。
面接の時って、等身大の自分で話すことはなかなか難しいですよね。
それは、相手を失望させないために無理して頑張るからです。
しかし、無理して作った自分は結局相手にも伝わります。
何が言いたいかというと、背伸びせず今の自分にできることを相手に伝えるのが大事ということです。
営業が苦手な私が信頼獲得して継続案件をいただけるのは、これによって相手との関係を築けたからです。
具体的にどうするかというと、ガッツリした営業ではなく、Twitterやコミュニティなどの気を張らない場で関係を築く方法をおすすめします。
いきなりDMをするとかではなく、始めはツイートに対してリプをするなりアプローチから始めましょう。
相性やタイミングが合えば、直接お話しする機会もできます。
するとお互い構えない状況で話ができるので、一気に距離が縮まるはずです。
この時、相手のことをよく知って、自分のことも知ってもらうことが大切になります。
その上で、最低限自分にできることを伝えれば、仕事に繋がる可能性も充分あるのです。
実際に私はこのケースで仕事を頂いているので、わりと再現性はあります。
これによって、仕事は営業や案件への応募だけではないんだと気づかされました。
始まりは小さな仕事からだったのが、今では私もディレクションまで任せてもらえるまでになったのです。
小さなことでもコツコツと相手に貢献し続けていたら、いつの間にか信頼関係は出来ているものなんだと分かりました。
ぜひ皆さんも、誰かと等身大の自分でできる関係作りを目指してみてください。
駆け出しのうちは少しでも人脈作りを忘れずに
このように私が駆け出しでWeb業界の人と縁ができたのも、人脈作りを無理のない範囲で続けたからだと思います。
私の場合、Twitterでたまたま話しかけた方とお話しする機会を得て仕事に繋がりました。
ビジネスマッチングアプリのYentaも使って繋がった人もいるので使ってみるのをおすすめします。
小さな心がけを継続して大きな運をつかもう!
今回、ポイントに分けてご紹介しましたが、これらはすべて相手を気遣う心から生まれるものだと思います。
私のように狭いコミュニティしか知らなくても、当たり前のことを心がけることで大きなチャンスを得て、信頼関係を作ることができているので誰にでもやればできます。
小さなことを続けることから運をつかむことが出来るので、今回お伝えしたポイントに気を付けて、ぜひ継続案件獲得に向けてお仕事を頑張ってください!