この記事は、フリーで未経験からWebデザインの営業をしてチャンスに繋がったお話です。
私は主にライターで働いてきましたが、
元々はWebデザインをしたいと考えて勉強をしていたため、勉強後にできるだけ早く営業を始めました。
すると、Web業界と何の縁も繋がりもなかった私が、Web制作会社の代表の方繋がることができました。
ライティングのお仕事も貰いながら、直接Web制作会社代表の方から現場で必要なスキルを学べるようになったんです。
もし駆け出しで営業に不安がある人がいれば、今回のお話がちょっとした希望になるんじゃないかなと思って執筆します。
「なんだ、意外とチャンスって身近にあるんだ!」くらいの軽い気持ちで読んでいただければ嬉しいです。
目次
駆け出しWebデザイナーがチャンスを掴むポイント!
まず、私の経験で何がチャンスに繋がったのか考えて、以下に並べてみました。
- 業界の人と会う機会をつくる
- 制作物をブラッシュアップする
- デザインを改善してくれる人に出会う
- 営業はありのままの自分を伝える
- ちょっとでもいいから行動する
これから、それぞれの内容をお話ししつつ、ポートフォリオの件に触れていきます。
色んな業界の人と会う機会をつくる
私の場合、クラウドソーシングで提案を2~3回ほどした後、ビジネスマッチングやTwitterを活用していました。
ビジネスマッチングはアプリのYentaに登録しました。
実際に何人かお話しすることができて、色んな業界の方と繋がることができたので気軽に使ってみるのがおすすめです。
Twitterの場合はどのように活用したかというと、「デザイナー募集」などで検索してその人に直接DMを送るようにしていました。
一つ注意点としては、返信は期待しないこと。これを心がけると行動が軽くなるのでおすすめです。
Twitterには凄い人たちがゴロゴロいます。
気軽に凄い人たちと会える繋がれるという意味では、Twitterは良いツールなのでぜひ利用してください。
LP・バナーなど制作物をブラッシュアップしておく
なぜかというと、制作物はそのまま営業の提案時に使えるからです。
提案で使う制作物を作る時に気を付けるポイントは2点です。
- デザイン意図を考える
- 提案時の見せ方を考える
スキルアップのためにも、手を動かし続けることが一番大切だと感じているので、デザイナーとしてここは欠かせない作業だと思います。
私はWeb上のポートフォリオサイトは使用せず営業できていたので、ポートフォリオサイトなしでも営業は可能と言えます。
ブラッシュアップした制作物をどうやって提案時に使用するかというと、自分にできることを分かりやすくプレゼンテーションするイメージです。
以下のサイトは私も参考にした、元デザイナーの方がポートフォリオ作成のポイントについて解説したとても有益な記事です。
この記事はデザイナーとして転職する方向けの内容ですが、とても参考になるのでぜひ読んでみてください。
http://tomoyukiarasuna.com/h-t-m-portfolio/
ちなみに、どのように作成するかの例をご用意したので、分からない方は参考にされてください。
デザインを改善してくれる人を見つける
これは簡単に言うと、スキルアップするために師匠を見つけるという意味です。
「そうは言っても、簡単には見つからないよ!」と思いますよね。
私もそうでした。
そんな時、私はMENTAを使ってみました。
これは、オンライン上で色々な分野のメンターと契約できるサービスです。
お金がかかる分、人気なメンターさんは的確なアドバイスをくれるので自信にもつながります。
メンターさんの元でスキルアップを図りながら、TwitterやYentaなどで人に会い続けることが大切です。
私はそうやって、現場で必要なデザインスキルを教えてくれる師匠のような方に出会いました。
その方の元で、仕事を頂きながら今も色々と学べています。
営業はありのまま、自分に出来ることを伝える
なぜこれが大事なのか、それは簡単に言うと、仕事で失敗しないためです。
ありのままの自分で勝負してうまくいかないと、傷つきますよね。すごく分かります。
でも、案外欲張らずに等身大で自分を伝える方が上手くいくこともあります。
それが私のケースでした。
誰かとお話しするときは、営業感をなくしてありのままできることをお伝えするというのが、上手くいく要因だと感じたので、今回ポイントとしてご紹介しておきます。
ちょっとでもいいから行動する
最後のポイントですが、小さくでも行動する、これが実は一番重要だと感じます。
私は慎重なタイプなので、色々考えると行動できなくなります。
今でも挑戦して失敗すると落ち込むことは多いです。
ですが、数をこなすと意外とこんなものかと割り切れるようになってきます。
あまり堂々と言える立場じゃないですが、自戒も込めて言います。
小さくでも行動出来たら、まずは自分を褒めてあげてください。
Web制作会社の代表者にポートフォリオの役割を聞いてみた!
ここまで私の経験をお話ししましたが、実際のところ、Web制作会社の方がポートフォリオに対してどう考えているのか気になりませんか?
有難いことに、Web制作会社の代表の方にポートフォリオがなぜ大切なのか聞く機会を頂いたので、これからご紹介します!
プチインタビュー記事:「ポートフォリオの役割を教えてください!」
Web制作会社で代表をされながら、当VICOMEの主催者でもある大山さんにお話をお伺いしました。
「大山さん、やっぱりポートフォリオは大切ですか?」
大山さん「はい。制作会社もポートフォリオは、お客さんに売るためには重要だと思っています。
オーダーメイドなので、ヘンテコなものを出されたらお客さんは怖いですよね。
この会社に頼めばこれくらいのクオリティで作ってくれるという「安心材料」「品質保証」になります。」
「自分のレベルを証明するために必要なんですね」
大山さん「しかし実は今、未経験でポートフォリオを作るとWeb制作会社が求めるクオリティに足りていない、という事件が勃発しています。」
「そうなんですね…!」
大山さん「はい。制作会社にもある意味ランクがあるんです。
『高い金額=ブランディング効果やセールス効果が高い』『安い金額=上手くなくても早く納品する』と会社によって求める技術が分かれます。
金額によって、期待されている制作物の効果が違うんですよね。
過去に、金額が高いのにクオリティが足りていない人がいましたが、これは価値のバランスが取れていないのが問題です。
『安い、クオリティが低い』は基本的に無価値で、早く納品してくれるくらいでしか挽回できません。
つまり、『自分のレベルと制作会社の価値観が会うためにポートフォリオが必要』なんです。
食堂に行った時に、写真と出てくるものが違ったらあなたも嫌ですよね?
同じことになってしまうんです。」
「なるほど…食堂の話、とても分かりやすいですね。お忙しい中、ありがとうございました!」
情報交換できる場に飛び込もう
ポートフォリオサイトはなしでも、営業は可能です。そして、チャンスも生まれます!
ただし、クオリティを担保するためにはやはり必要ですし、自分の実力も知れるので少しずつ作ってみるといいかもしれません。
TwitterのDMやなどビジネスマッチングアプリなど、登録して色んな職種の方と話してみるのもおすすめです。
ちなみにTwitterではいくつか無料のWebデザイナー向けコミュニティがあるみたいなので、チェックしてみるのもいいかもしれません。
色んな人と話せる機会を手に入れて、あなたが今何ができる人なのか、それを相手に伝えていれば自然とチャンスが生まれます。
ぜひ肩の力を抜いて、少しずつ頑張ってください!