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私はフリーランスWebデザイナー劣等生でした。
フリーランスになる前は、人材派遣会社の人事をしていました。
会社を辞め、未経験からフリーランスWebデザイナーになった私は、「仲間もいない」「仕事もない」「自分で作ったこのデザインで本当に良いかも、正確に判断できない」状態で、案件獲得や収入につなげていくことに苦戦していました。
やっともらえた仕事もかなりの低単価。パソコンの前にずっとベタ付き、そして修正の嵐。
「このまま今のような働き方でWebデザイナーとして活動していて良いのだろうか?」毎日、自問自答しながら不安な生活を送っていました。
当時は仕事があるだけありがたかったのです。そして結果的に今につながっているので、やはりこれを経験できて良かったなと、今でも思ってます。
今回はそんな劣等生だった私が、即戦力トレーニングのカリキュラムを受けて卒業するまでの体験記を綴っていきたいと思います。
「これを受けたら、わたし変われるかも」そう思える講師との出会い
講師の大山さん(通称:のりさん)との出会いはTwitterでした。
当時仕事も単発でしかもらえず、これからどうやって働いていくか悩んでいたところ、Twitterで「即戦力トレーニング生募集」のツイートを見かけました。「これだ!!」と思いました。とにかくなんとかこの状況を変えたくて、必死の思いでメッセージを送ったのです。
そしていよいよのりさんとオンライン上で面談することになるのですが、
- どうしてデザインをやりたいと思ったのか?
- それはなぜそう思ったか?
- 価値のあるWebデザイナーを育て上げることへののりさんの思い
主に上記について、みっちり本質的なことを質問してくださり、お話してくださいました。
Web業界歴も長く、いろいろな現場を見てきたのりさん。しかも、すごく深く伝えてくださっているのが伝わってきました。
「この人の元で勉強したら、何か大きく変えられるかもしれない」
そう思ったことがきっかけとなり、即戦力トレーニングへの入塾を決意しました。
濃密なカリキュラムと温かい仲間たち
Webデザイナー、コーダー、ライター、Webディレクターなど、それぞれの分野で活動しているクリエイターたちが、私の他にも何人か入塾してきました。
みんな穏やかで優しくて、個性豊かな同期です。トレーニング講座の回数を重ねるごとに、仲良くなっていきました。
「サポートし合いながら切磋琢磨できる関係性」と言うのでしょうか。これまではフリーランスとして一人で葛藤してきましたが、初めて相談し合える関係性の同期ができました。
さらに、肝心のトレーニング内容もとても充実しています。
- ターゲット層に合わせたフォントの選び方
- バナー作成時における文字組みや素材のレイアウト方法
- 自分と相手を知るためのブランディング講座
など、デザインの基礎から相手とのコミュニケーションの取り方まで、ありとあらゆることを教えてもらいました。
自分を知ることは相手を知ることへの第一歩
VICOMEの即戦力トレーニングではいろいろなことを教えてもらいましたが、中でも一番印象に残っているのが「ブランディング脳を鍛える」です。
2人1組のペアになって、それぞれの個性を深堀していくトレーニングです。
お互いを知るため、そして相手を知るために、このトレーニングではさまざまなことを相手に質問します。そして相手を深く知っていく作業をやっていきます。
過去のことを聞きます。今のことも聞きます。そして、自分のことも話していきます。
少し恥ずかしいかもしれませんが、このトレーニングを行うことで、相手のことを深く知ることができるのです。1on1で話していると、相手に興味が湧いてきます。つまり、相手を知りたいと感じることで質問力(ヒアリング力)が身につくのです。
Webデザイナーに必要なのはデザイン力ですが、デザインに起こすためには相手の意図や思いを的確に汲み取らなければいけませんよね。
のりさんはよく「クライアントとのコミュニケーションを大切にしようね」と言っているのですが、このブランディングのトレーニングを受けて、その意味がよくわかりました。
そしてさらに、相手が自分のことも聞いてくれます。
改めて自分のことを言語化して話したとき、自分の人間性や内面的な部分まで深く振り返ることができるのです。
相手のことを知るための質問力が身につくだけでなく、自分のことも知ることができます。
デザイン系のスクールだとあまり聞かないトレーニング内容かもしれませんが、このカリキュラムを受講できて本当に良かったと思いました。
本当に「ちゃんとやりたいこと」が見つかります
デザインの基礎、ブランディング、マーケティング、SEOライティングの基礎etc…
即戦力トレーニングであらゆることを勉強した結果、新たに業務委託先1社と契約。すでにお付き合いのあるクライアントからは継続案件をお任せいただいたりと、フリーランスとしての生活が変化していきました。
また、ブランディングのトレーニングをやってから自分の内面と深く向き合う機会をもらい、本当の意味でのやりたいことに気づくことができたのです。
それは、7年以上趣味で撮っている写真です。
これまでは「趣味だし、自分が写真で仕事を受けるなんて…」と思っていましたが、トレーニングを受けてから「ああ、私写真やりたかったんだな」という気持ちに気づけるようになりました。
これもトレーニングを受けられたからです。そして、のりさんが「よしみちゃんが写真の話をしてるときって、目がキラキラしてるよね。」と言ってくれたからです。
のりさんは、本当に一人一人にとことん、真正面から向き合ってくれます。
なかなかこんな講師はいないんじゃないかなと思ってます。
今後は、今お付き合いのあるクライアントとの関係性を大切にしながら、トレーニングで勉強したことをたくさん活かしていきたいです。
そして併せて、フォトグラファーとしての可能性も広げていきたいなと思ってます。
最後に:即戦力トレーニングを検討中の方へ
即戦力トレーニングは、本当に内容が濃く、みっちりです。
普段使わない頭をフル回転させるトレーニングもあるので、もしかしたら頭が疲れるかもしれません。
ですが、「今の不安な状況を変えたい」「デザイナーとして飛躍していきたい」そんなふうに思っている方は、ぜひ一度のりさんに相談してみてください。
私にとっては大きく、本当にとても良い変化ばかりでした。
これを読んでくださっているあなたも、もしかしたらきっと何かが変わるかもしれません。
即戦力トレーニングの体験記ということで、いつもより少し気合いを入れて書いてみました。(いつも気合いが入ってないわけではないですよ。笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
そして改めてのりさん、伴走してくださり、ありがとうございました!