２年前、フリーランスに憧れてとあるWebデザイナーのスクールに入りました。

そこではWebデザインの基礎的なことやコーディングについてなどを３ヶ月でみっちり学び、フリーランスを目指していました。しかし、卒業してから実際に仕事をとるまでのハードルは想像以上に高いものでした。

どうやって仕事をとっていいかわからないし、そもそも３ヶ月で身につけたスキルでお客様に満足いくサービスを提供できるとは思えませんでした。

そんな不安があって、なかなか仕事を受注することができませんでした。

その後しばらくしてから、なんとかいくつかのお仕事をいただくことができて、ホームページの製作を経験したのですが、ますます自分のスキルの低さを実感してしまいました。

初めてのことだらけで、スケジュールの管理や制作物でのミスも多く、お客様にご迷惑をおかけすることも多かったです。

そんなことがあり、少し自分に自信を失いかけているときに出会ったのが「VICOME」でした。

たまたまTwitterを見ていたら参加者の募集を見つけたのがきっかけでした。

「これで何か変わらなかったら違う道も考えてみようかな」

そんなことも考えながら、VICOMEの講座が始まりました。

始めて分かった自分の弱点

講座を始めてすぐに感じたのはアウトプット量が多いということ。

デザインを作ることだけではなく、自分の考えや思っていることをアウトプットする機会がとても多かったのです。

講座の時間の中で、自分の考えをまとめてみんなに伝える時間が多く、常に頭をフル回転していないとついていけないような感覚でした。

僕は人と話したり自分の意見を言ったりすることに以前から苦手意識を持っていました。いわゆるコミュ障というやつだな〜と自分自身で思っていました。

VICOMEでは何度も発言する機会があり、その度に緊張していたのを覚えています。

講師から名前を刺されないことを祈ったりもしていました。（そう思ってるときに限って当てられるんですけどね）

でも講座を続ける中で分かったのは、コミュニケーション能力が足りないことが自分の弱点だということ。

薄々気づいていたんですが、VICOMEの講座を通して改めて自分の弱点が露わになった気がしました。

現実を突きつけられているようで苦しかったのですが、僕はそれを克服するために講座に食らいついていきました。

ここまで書くとよっぽどVICOMEは大変な講座なんだろうなと思わせてしまうかもしれないですけど、そんなことはないですよ！

楽しさもあり、真剣さもあり、でも本気だからこそ学ぶことが多かったです。

デザインだけじゃない。コミュニケーションだけじゃない。

講座のアウトプットを通じてデザインも上手くなったし、コミュニケーション能力も高くなったと思います。

以前よりも発言する緊張感が減りました。自分の考えを人に伝える怖さみたいなものがかなり改善されたように思います。

学んだことはそれだけではありません。

Webデザインとは何か。そもそもデザインとはなんなのか。

そういった本質的な部分を学ぶことができたのはとても良かったです。

デザインの仕方などの表面的なものだけではなく、よりビジネス的な内容が多い印象でした。

・なぜ企業はホームページを作るのか

・デザインの役割

・マーケティングとの関係性

などなど。

Webデザインスクールを卒業してから知識不足だと思っていた部分が解消されていくような内容で、少しずつ知識が増えるたびに自分の自信も増えるような感じがしました。

素敵な仲間に出会えた

VICOMEには自分と同じような悩みを持った仲間がいました。みんないい人ばかりで、お互いに尊敬し合えるような新しい関係を作ることができました。

お互いに否定することもなかったので、自分は安心して自分の弱点と向き合うことができたんだと思います。

何度も失敗できる環境。それが自分を成長させてくれたと思います。

現在に生かされていること

VICOMEを卒業して、Webデザインに対する考え方はかなり変わりました。

マーケティング的な視点や、企業目線でのデザインなど、より俯瞰した捉え方ができるようになったと思います。

２年前にWebデザインのスクールを卒業したときよりも、もっと広い視野でWebデザインを見ることができていると思います。

その分、自分はまだまだだなーと思うことも多いですけどね！

僕はまだまだコミュニケーション能力は低いと思いますし、もっと自分の考えていることを人に伝える練習をしなきゃいけないと思っています。

でも、確実に以前の自分よりも自信がつきました。その自信があるからこそ、もっと成長していきたいと思えています。

これからは、自分のスキルをもっと伸ばして、一人前の仕事ができるフリーランスのWebデザイナーを目指していきたいと思っています。

これからもここで学んだことを武器に、一歩ずつ前に進んでいこうと思います。